無機塗料の弱点を徹底解説｜外壁塗装で失敗しないためのデメリットまとめ

無機塗料は「最高ランクの耐久性」「汚れに強い」「長持ちする」といったメリットが多く、外壁塗装の人気塗料のひとつです。
しかし、どんな高性能な塗料にも弱点があり、条件によっては向かないケースもあります。

メリットに目が行きがちな無機塗料ですが、デメリットを理解していないと
「思っていた仕上がりと違う…」
「費用が高いのに長持ちしなかった…」
といった失敗につながることも。

この記事では、無機塗料の弱点と注意すべきポイントをわかりやすく解説します。

■ そもそも無機塗料とは？

無機塗料とは、ガラスや鉱石など“劣化しにくい無機成分”を多く含んだ塗料のこと。

紫外線に強く、耐候性が非常に高いことから 15～20年の耐久年数 を持つとされています。

ただし、すべてが完璧な塗料ではありません。
以下では、無機塗料の代表的な弱点を紹介していきます。

■ 無機塗料の弱点まとめ

これらの弱点を理解したうえで選ばないと、せっかくの高性能が十分に発揮できません。

■ 無機塗料の弱点を詳しく解説

🔹 1. 価格が高い

無機塗料は耐久性が最上級のため、費用も高めです。

▼ 費用のイメージ

「長期的にメンテナンス周期を延ばしたい」人には向きますが、
初期費用は高くなります。

🔹 2. 塗膜が硬く、ひび割れに弱い

無機塗料は“硬さ”が特徴ですが、
その分、外壁に微細な動きがあると ひび割れ（クラック）が起こりやすい 弱点があります。

特に以下の外壁は注意が必要です。

柔軟性が必要な外壁には、シリコンやラジカル塗料のほうが向いている場合があります。

🔹 3. 艶あり仕上げが基本になる

無機塗料は紫外線に強くするために艶ありが標準仕様。

一部メーカーで艶消しもありますが、

という理由から種類が限られています。

「マット仕上げの落ち着いた外観にしたい」
という方には選択肢が少ないのが弱点です。

🔹 4. メーカーによる品質差が大きい

無機塗料は“無機成分を含む塗料”という定義が広く、

実は 「無機を名乗っているだけ」の低品質な塗料も存在 します。

そのため、

を業者がしっかり選定することが重要です。

🔹 5. 下塗りの品質で耐久性が決まる

無機塗料は上塗り性能が高い分、
下地処理や下塗りが不十分だと性能を発揮できません。

こうした施工不良があると「20年持つはずが5〜7年で剥がれた」
といったトラブルも起こります。

■ 無機塗料が向いている人・向かない人

■ まとめ：無機塗料は高性能だが“弱点の理解”が必須

無機塗料は耐久性・汚れにくさ・メンテナンス性に優れていますが、

といった弱点もあります。
これらを理解したうえで外壁の状態に合った塗料を選ぶことが、

外壁塗装を成功させるポイントです。

ペイントホームズ札幌店では、外壁の素材・劣化状況に合わせて
最適な塗料選びをサポートしています。

「無機塗料が本当に向いているのか知りたい」
という方もお気軽にご相談ください。