ベランダやバルコニー、屋上でよく使われている「ウレタン防水」。
弾性があり水密性に優れた防水工法ですが、
「ウレタン防水は何年持つの?」
「いつメンテナンスすべき?」
という疑問を持つ方は多いです。
この記事では、ウレタン防水の寿命、長持ちさせるためのポイント、
そして適切なメンテナンス方法を詳しく解説します。
■ ウレタン防水の寿命はどれくらい?
一般的に、ウレタン防水の寿命は約8〜12年 と言われています。
ただし、劣化状況・施工環境・メンテナンスの有無によって大きく変動します。
▼ ウレタン防水の耐用年数の目安
| 防水工法 | 耐久年数の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ウレタン防水(密着工法) | 8〜10年 | 最も一般的・施工しやすい |
| ウレタン防水(通気緩衝工法) | 10〜12年 | 下地が傷んでいても施工可能 |
| FRP防水 | 10〜12年 | 強度が高く屋上向き |
| シート防水 | 10〜15年 | 耐久性が高く安定 |
※あくまで目安であり、環境条件によって前後します。
■ 寿命を左右する3つのポイント
ウレタン防水が何年持つかは、次の要因に大きく左右されます。
🔹 1. 紫外線(UV)の影響
ウレタン防水層は紫外線に弱く、
防水トップコートが劣化すると、
水分が浸透しやすくなり寿命が短くなります。
🔹 2. 水はけの良し悪し
水たまりができる箇所は、防水層が早く傷みます。
水たまりができやすい原因
- 勾配の不足
- 排水口の詰まり
- バルコニーの形状が複雑
🔹 3. トップコートのメンテナンス
ウレタン防水は、
5年に1回のトップコート塗布が必要です。
これを怠ると防水層が紫外線を直に受け、寿命が一気に縮まります。
■ ウレタン防水が劣化するとどうなる?
劣化を放置すると防水性能が低下し、雨漏りの原因になります。
▼ よくある劣化症状
- 色あせ、表面のひび割れ
- 膨れ・浮き
- すり減りによる素地露出
- コケや汚れの付着が取れない
- 排水周りのシミ・汚れ
特に「膨れ・剥がれ」は雨水の侵入を示すサインで、
早急な対応が必要です。
■ ウレタン防水の正しいメンテナンス方法
✔ 1. トップコート塗り替え(5年ごと推奨)
トップコートは防水層を紫外線から守る“保護膜”。
これを定期的に再塗布することで耐久性が大幅にアップします。
費用の目安:1㎡あたり2,000〜3,000円程度
✔ 2. ウレタン防水の再施工(10年前後)
防水層がひび割れたり劣化している場合は再施工が必要です。
密着工法
通気緩衝工法(下地が傷んでいる場合に有効)
費用の目安:1㎡あたり5,000〜9,000円
✔ 3. 排水口(ドレン)の定期清掃
詰まりは水たまりの原因になるため、
月1回の簡易清掃で寿命を延ばせます。
✔ 4. 専門店による定期点検
素人では見つけにくい劣化や膨れも、
プロなら要因を見極めて適切な処置を提案できます。
■ ウレタン防水を長持ちさせるコツ
-
- 水たまりを放置しない
- 排水口を定期的に清掃する
- 植木鉢や物を置きすぎない(重みで劣化)
- トップコートを5年ごとに塗る
- 傷や膨れを見つけたら早めに相談する
- これだけでウレタン防水の寿命は大きく変わります。
■ まとめ:ウレタン防水の寿命は“メンテナンス次第”で変わる
ウレタン防水は一般的な耐久性を持つ優れた防水工法ですが、
8〜12年の寿命を保つには、定期メンテナンスが不可欠です。
特に、防水層を守るトップコートの塗り替えは最重要ポイント。
このメンテナンスを適切に行うだけで、耐用年数が大きく伸びます。
ペイントホームズ札幌店では、
バルコニー・屋上の無料防水診断を行い、劣化状況に応じた最適なメンテナンスをご提案しています。
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