火災保険を使った外壁塗装に関する注意点やポイント

「火災保険を使って外壁塗装が可能」という広告に魅了される人もいるでしょうが、その実態にはいくつかの重要なポイントがあります。

まず、火災保険を適用して外壁塗装を行うためには、自然災害による被害が条件です。自然災害とは、火災、風災、水害、雪害などを指します。この様な被害が無く、定期的な塗り替えをする場合は、経年劣化や老朽化による状態となり対象外です。

さらに、火災保険を利用して外壁塗装を行う場合、被害を受けた後から3年以内に申請する必要があります。3年の期限を過ぎると保険金の受け取りが難しくなるため、被害が発生し保険を使う場合は早めの対応が必要です。

火災保険を活用する際には、補修費用が保険の免責金額を超えている必要があります。免責金額を上回っている場合には、保険金が支払われますが、その金額は保険契約の方式によって異なります。

一方で、火災保険を利用した外壁塗装の営業を行っている業者も存在しますが、中には悪質な業者も含まれます。保険金請求の詐欺に加担する業者や、審査結果が出る前に工事を開始するなどの問題が報告されています。

一般的な外壁塗装の塗り替えの場合、火災保険を適用することは難しいことがほとんどです。なぜなら、自然災害に該当しない場合が多いからです。

「保険を使って無料で塗り替えを」といった広告に魅了されがちですが、外壁塗装を契約する前には冷静に判断をすることが重要です。