外壁塗装を検討する際に重要なのは、まず外壁材の種類を把握することです。ほとんどの方が自宅の外壁材を把握しているかもしれませんが、中古住宅を購入した場合など、使用されている外壁材がわからない。という方も意外と多いのです。

外壁材の種類によっては、・メンテナンス方法や適切な塗料の選定や異なる場合があります。事前に知っておくことで・メンテナンスの適切な方法を把握し、将来的な塗り替え時期を予測しやすくなります。家に使われる外壁の種類別に・特徴をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

1. 窯業系サイディング

・特徴:

木材系の繊維や無機物が混ざったセメントで作られ、耐火性や耐震性が高い。

品質が安定しており、多彩なデザインが魅力。

・内容:

目地の補修や表面のクリーニングが必要。

・メンテナンス周期: 7~10年

2. 金属系サイディング

・特徴:

ガルバリウム銅板が一般的で、遮熱塗料で塗装されているものが多い。

デザイン性に富んだ多様な製品が存在。

・内容: 表面の塗装の補修や汚れの除去が必要。

・メンテナンス周期: 10~15年

3. 樹脂系サイディング

・特徴:

燃えにくく塗装不要。耐塩害性が高く、海外で人気。

カラーバリエーションが少ないが、耐用年数が長い。

・内容: 汚れの洗浄や表面のクリーニングを定期的に行う。

・メンテナンス周期: 10~20年

4. 木質系サイディング

・特徴:

天然木の温かみが魅力。経年変化を楽しめる。

断熱性に優れるが、耐火性は他の外壁材に劣る。

・内容: 塗装の補修や腐食のチェックが必要。

・メンテナンス周期: 8~12年

5. モルタル系

・特徴:

モルタルや漆喰で仕上げた外壁。塗装が不要な場合もある。

デザイン性が高く、施工方法によって異なる表情が楽しめる。

・内容: ひび割れや剥がれの補修、表面のクリーニングが必要。

・メンテナンス周期: 5~10年

6. タイル

・特徴:

粘土や陶土、石英などで成型された耐火性に優れた外壁材。

耐久性が高く、多彩なデザインが可能。

・内容: 目地の補修や表面のクリーニングを定期的に行う。

・メンテナンス周期: 10~15年

7. レンガ

・特徴:

粘土や泥を焼き固めた外壁材。耐震性や耐火性に優れる。

長寿命で、風合いが経年変化する。

・内容: 目地の補修や表面の清掃を定期的に行う。

・メンテナンス周期: 30年~50年

8. ALC

・特徴:

軽量で耐久性に優れた気泡コンクリート。耐震性が高く、安心して使える。

多様なデザインが可能で、コスト面でも優れる。

・内容: 表面の汚れや劣化の除去、必要に応じて塗装の補修。

・メンテナンス周期: 10~15年

9. RC(鉄筋コンクリート)

・特徴:

鉄筋で補強されたコンクリート。耐火性や耐震性が高く、デザイン性も優れる。

長期間にわたる安定性が魅力。

・内容: 表面の汚れやひび割れの補修、塗装の更新。

・メンテナンス周期: 15~20年

10. 漆喰

・特徴:

水酸化カルシウムや炭酸カルシウムでできた伝統的な外壁材。

防水性に劣るが、温度調整に優れる。

・内容: 表面のクラックや劣化の補修、塗装の更新。

・メンテナンス周期: 10年~15年