「外構」とは、建物の外装や敷地内の構造物で、住宅や建物に付随する構造物や装飾のことを指します。門扉、塀、アプローチ、庭園、駐車場などが含まれます。

今回は外構の一部である・ウッドデッキ・土間コンクリート・門扉・玄関アプローチを例に挙げてメンテナンス方法を説明します。

●ウッドデッキのメンテナンス

・木製品(天然木):年に1回、木材保護塗料を塗布することで腐食や割れを防ぎます。塗布前には表面の汚れを水洗いしてから行いましょう。

・人工木(樹脂木材):汚れを水で洗い流すだけで良い場合が多いですが、定期的なメンテナンスが必要ないため管理が楽です。

●土間コンクリートのメンテナンス

定期的な清掃を行い、汚れや落ち葉を取り除くことが重要です。

●門扉のメンテナンス

・アルミ門扉:年1~2回の水洗いと乾拭きが推奨されます。汚れやサビがひどい場合は中性洗剤を使用して丁寧に掃除します。

・アイアン門扉:サビに注意し、定期的なサビ取りと防サビ材の再塗装が必要です。サビが進行した場合はサンドペーパーやワイヤーブラシでサビを除去しましょう。

・ステンレス門扉:早期にサビを発見したら水拭きと乾拭きを行い、柔らかい布で光沢を復元します。

●玄関アプローチのメンテナンス

・レンガ:白華現象に対処するために水洗いを行います。汚れや落ち葉をこまめに取り除きましょう。

・タイル:水洗いで汚れを落とし、虹彩現象には研磨剤入りの洗剤を使用して対処します。

・ジェラストーン:水性ワックスを塗布して保護し、汚れや苔の発生を防ぎます。定期的な清掃で維持します。

今回は外構部分を長持ちさせるためのメンテナンス方法をご紹介しました。普段から目視で観察する習慣をつけ、汚れや水垢、ホコリの付着具合などをチェックし、適切なメンテナンスを実施することで、エクステリアの不具合を早期に発見し、美観や機能性を長期間維持することができます。