外壁塗装を考えていると、「ラジカル塗料」という名前を見かけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。最近では、多くの塗装業者がこのラジカル塗料をおすすめしています。
しかし、「ラジカルって何?」「本当に長持ちするの?」と不安に感じることもありますよね。この記事では、ラジカル塗料の仕組みや、なぜ長持ちするのかを、解説します。これを読めば、ご自身の家に合う塗料かどうか判断できるようになりますので、ぜひ最後までお読みください。
1⃣ラジカル塗料とは?基本的な特徴と成分
ラジカル塗料は、近年注目されている「高耐候性(こうたいこうせい)」を持つ外壁塗料の一つです。名前の「ラジカル」は聞き慣れない言葉かもしれませんが、実は私たちの生活に深く関わっている現象でもあります。
◆「ラジカル」って何?
「ラジカル」とは、紫外線や酸素の影響で塗膜(とまく)に発生する劣化因子のことです。これが外壁の色あせやチョーキング(白い粉が出る現象)の原因になります。従来の塗料では、このラジカルが塗膜をどんどん劣化させてしまっていました。
◆ラジカル塗料のポイント
ラジカル塗料の大きな特徴は、「ラジカルを封じ込める」成分が含まれていることです。具体的には、「高耐候酸化チタン」や「光安定剤(HALS)」といった成分が、ラジカルの発生を抑えたり、発生しても悪影響を与えないようにコントロールしてくれます。
ラジカル塗料と他の塗料の違い(比較表)
| 塗料の種類 | 耐久年数の目安 | 特徴 | 費用の目安(㎡単価) |
|---|---|---|---|
| シリコン塗料 | 約8~10年 | 価格と性能のバランスが良く、最も一般的 | 1,800~2,800円 |
| ラジカル制御塗料 | 約12~15年 | 劣化因子(ラジカル)を抑制し、シリコンより長持ち | 2,200~3,200円 |
| フッ素塗料 | 約15~20年 | 非常に高耐久・汚れにくいが高価格 | 3,500~4,500円 |
| 無機塗料 | 約15~20年 | 最高クラスの耐久性・メンテナンス回数を大幅削減 | 4,000~5,500円 |
※価格はあくまで 一般的な目安 であり、材料の種類・下地補修の有無・立地条件で大きく変わります。
このように、ラジカル塗料はシリコン系よりもやや高めですが、耐久性はフッ素系に近いという、非常にバランスの取れた塗料です。
◆ラジカル塗料の見た目や手触りは?
外壁に塗ったあとの仕上がりは、なめらかでツヤ感のある表面になります。もちろん、ツヤ消しタイプもありますので、「落ち着いた外観にしたい」という方にも向いています。
また、汚れも付きにくく、お手入れがラクな点も人気の理由です。
2⃣ラジカル塗料の劣化を抑える仕組みとそのメリット
ラジカル塗料が注目される一番の理由は、外壁の「劣化の原因」を根本から抑える仕組みにあります。紫外線や雨風にさらされ続ける外壁にとって、「どれだけ劣化を防げるか」が塗料選びの重要なポイントです。ここでは、ラジカル塗料がどうして長持ちするのか、その秘密をわかりやすく解説します。
◆ポイントは「ラジカル制御技術」
ラジカル塗料には、「ラジカル制御型酸化チタン」という特殊な成分が使われています。
一般的な酸化チタンは、紫外線を受けると「ラジカル」を発生させてしまいますが、このラジカル制御型では、
- 紫外線を受けてもラジカルが発生しにくい
- 仮にラジカルが出ても封じ込めて拡散しない
という2段構えの防御がされているのです。
◆光安定剤(HALS)が塗膜を守る
さらに、ラジカル塗料には「HALS(ハルス)」と呼ばれる光安定剤が含まれています。
これは塗膜の中に潜むラジカルを捕まえて、化学的に無害な物質へと変える役割を持っています。
つまり、
- 紫外線を受けてもラジカルが出にくい
- 出てしまっても無害化する
というWの仕組みで外壁を守っているのです。
◆ラジカル制御の効果とは?
この技術により、外壁の表面に次のようなメリットがもたらされます。
- チョーキング現象が起きにくい(外壁を触ったときに白い粉がつかない)
- 色あせしにくく、見た目が長持ち
- 塗膜が劣化しにくいため、防水性もキープされやすい
- 塗り替えの頻度が減るため、長い目で見ればコストダウンにも
また、劣化が遅いということは、住宅の寿命を延ばすことにもつながります。
外壁から水が染み込みにくくなれば、内部の柱や断熱材へのダメージも減らせます。
◆長持ちするから安心できる
ラジカル塗料の耐用年数は約12〜15年が目安とされていますが、これはあくまで「通常の環境下」での話。風雨の影響が少ない地域や、家の立地条件によっては15年以上持つケースもあります。
以下はラジカル塗料のメリットをまとめた一覧です。
【ラジカル塗料の主なメリット】
-
- 紫外線に強く、色あせにくい
- 白い粉が出にくく、見た目がきれいなまま
- 防水性が長持ちする
- 塗り替えの回数が減るので経済的
- 建物内部の劣化も防げる
このように、見た目・機能・コストのすべてにおいてバランスが良いのがラジカル塗料の強みです。
3⃣ラジカル塗料はこんな方におすすめ!向いている家の特徴と注意点
ラジカル塗料は多くのメリットがありますが、すべての住宅にとって最適というわけではありません。塗料にはそれぞれ得意・不得意がありますので、ご自宅の状況や希望に合った選び方が大切です。ここでは、ラジカル塗料が向いているお家の特徴や、注意点について詳しくお伝えします。
◆ラジカル塗料が向いているお家
以下のようなお住まいには、ラジカル塗料が特におすすめです。
【ラジカル塗料が向いているケース】
1⃣塗り替えの回数をできるだけ減らしたい
一度塗ったら長持ちするので、頻繁な塗り替えが不要です。
2⃣コストと耐久性のバランスを重視したい
高すぎず、でも長く持つ塗料を探している方にピッタリ。
3⃣直射日光がよく当たる南向きの外壁がある
紫外線に強いため、日差しにさらされる場所にも安心。
4⃣高台や海沿いなど、風雨の影響を受けやすい立地
耐候性が高いため、過酷な環境でも劣化しにくいです。
このように、「長持ちしてコスパも良い塗料」をお探しの方には、ラジカル塗料は非常に魅力的な選択肢になります。
◆注意したいポイント
一方で、ラジカル塗料を選ぶ際にはいくつか注意すべき点もあります。
【ラジカル塗料の注意点】
1⃣製品によって性能に差がある
ラジカル塗料と一口に言っても、メーカーやグレードによって耐久性や成分に違いがあります。信頼できる業者に相談することが大切です。
2⃣モルタル壁との相性に注意
モルタルなど吸水性の高い壁材には、ラジカル塗料の効果が発揮されにくい場合もあります。下塗り材の選定が重要です。
3⃣色によって耐久性が変わることも
濃い色ほど熱を吸収しやすく、塗膜の劣化が進みやすい傾向があります。なるべく淡い色を選ぶと長持ちしやすいです。
また、外壁の状態によっては、補修作業や下地処理が必要になるケースもあります。
ラジカル塗料を最大限に活かすには、塗装前の下準備がとても重要です。
◆業者選びも大切です
どんなに良い塗料でも、塗り方が悪ければその性能を発揮できません。施工技術が高く、丁寧に作業してくれる業者を選びましょう。
チェックポイントとしては、
- ラジカル塗料の施工実績がある
- 下塗り・中塗り・上塗りをきちんと分けて行っている
- 見積もりの内訳が明確である
などを確認すると安心です。
4⃣ラジカル塗料と他の塗料の違いを比較!選び方のポイントとは?
外壁塗装に使われる塗料にはいくつかの種類があり、それぞれに特長があります。「どの塗料がいいの?」と迷われる方も多いと思いますが、大切なのはご家庭の予算や家の立地、将来の計画に合わせて選ぶことです。ここでは、ラジカル塗料と他の代表的な塗料を比較しながら、選び方のポイントをわかりやすくお伝えします。
◆ラジカル塗料のメリットと他塗料との違い
| 比較ポイント | ラジカル塗料 | シリコン塗料 | フッ素塗料 | 無機塗料 |
|---|---|---|---|---|
| 耐候性 | 非常に高い(ラジカル制御) | 高い | 非常に高い | 最も高い(無機成分) |
| 価格 | 中程度 | 中程度 | 高い | 非常に高い |
| チョーキング | 起こりにくい | やや起こる | ほとんど起こらない | ほとんど起こらない |
| 塗り替え頻度 | 少ない(12〜15年) | 10〜13年程度 | 15〜20年程度 | 20〜25年程度 |
| 総合評価 | バランスが良く人気急上昇中! | 一般家庭向き | 予算に余裕がある方向け | 長期重視・最上位グレード |
◆塗料選びのポイントは「ライフプラン」
塗料を選ぶ際に一番大切なのは、「これから何年この家に住む予定か」を考えることです。
「あと10年くらい住めればいい」という場合 → シリコン塗料でも十分
「この先も長く住み続けたい」 → ラジカル塗料またはフッ素塗料
「予算は限られているが、なるべく持ちをよくしたい」 → ラジカル塗料
また、ご家族の生活設計などに合わせて、無理のない範囲で選ぶことが後悔しないポイントです。
5⃣ラジカル塗料の施工事例と利用者の声
ラジカル塗料は、実際に使ってみた方の評価も非常に高く、多くのご家庭で満足の声が寄せられています。ここでは、実際の施工事例と、リアルな声をもとに、ラジカル塗料の魅力をさらに深掘りしていきます。
◆施工事例①:築20年の一戸建て(南向き)
場所:北海道札幌市
築年数:20年
施工前の状態:チョーキングあり、外壁に色あせ、カビの発生も
施工内容:ラジカル制御型塗料(日本ペイント製)使用、ツヤあり仕上げ
仕上がり:明るいベージュ色で見違えるほどきれいに。雨の日の水はけも良好
「もともと外壁の色あせが気になっていました。塗り替えをするなら長持ちするものがいいと職人さんに相談したところ、ラジカル塗料をすすめられました。説明も丁寧で納得したのでお願いしたら、色も発色が良くて新築みたいにきれいに仕上がりました。本当に選んでよかったです。」
◆施工事例②:海に近い立地の住宅(塩害あり)
場所:北海道赤平市
築年数:15年
施工前の状態:塗膜の剥がれ、色あせ、サビの発生
施工内容:ラジカル塗料(エスケー化研製)+防サビ下塗り使用
仕上がり:外壁の防水性が大幅に改善。塗膜の密着性も高く、耐塩害性アップ
「うちは海の近くなので、どうしても壁が痛みやすいんです。前回の塗装から10年経って、あちこちにサビやはがれが出ていたので、今回は耐久性が高い塗料を探してラジカル塗料にしました。見た目も美しく、防水性も安心感があります。塗装してから2年たちますが、今でもピカピカで満足しています。」
◆満足度が高い理由とは?
多くのご家庭で共通しているのは、「見た目がきれいに仕上がっただけでなく、塗った後の安心感がある」という点です。長持ちすることがわかっているからこそ、日々の暮らしの中でのストレスが軽減されます。
【利用者に喜ばれるポイントまとめ】
-
- 塗装後の色ツヤがきれい
- チョーキングが起きにくい
- 汚れにくく、お掃除も簡単
- 定期的な塗り替えの手間が減る
- 雨風や紫外線に強く、安心感がある
こうした声を見ていると、ラジカル塗料は見た目・耐久性・経済性のすべてにおいて満足度が高いことがよく分かります。
まとめ:ラジカル塗料はコスパと耐久性を兼ね備えた注目塗料
ラジカル塗料は、紫外線による劣化を抑えるラジカル制御技術によって、外壁を長く美しく保てる塗料です。耐用年数は12~15年と長持ちし、価格も手頃なため、シリコンとフッ素の中間に位置する、バランスの良い選択肢です。
「できるだけ塗り替えの回数を減らしたい」「費用は抑えたいけど、しっかりした塗料がいい」という方には特におすすめです。実際に使用した方の満足度も高く、安心して選べる塗料と言えるでしょう。
外壁塗装をご検討中の方は、ぜひ一度ラジカル塗料も選択肢に入れてみてくださいね。長い目で見た安心とお得感を得られるはずです。
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